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微笑む練習に励む女子学生 |
21日、北京市昌平区に多くの特別な人々が集まった。彼らは、アジア太平洋経済協力(APEC)会議にボランティアとして参加する、23の大学に通う大学生2280人だ。1990年代生まれが中心のボランティアたちは、8日間に及ぶ研修期間中、いくつかのグループに分かれて合宿トレーニングに参加し、修行を積む。間もなく開幕するAPECにおいて、最高の笑顔で質の高いサービスを提供することが、研修の目的だ。法制晩報が伝えた。
〇修行を積んで実力発揮 微笑みの基準も
北京市ボランティア指導センターの王赢・副センター長は、「首脳会議が行われる週に当番にあたるボランティアは、約8300人の候補者から選抜され、大学英語6級もしくは専門8級の資格保持者が3分の1を上回る。さらに、日本語、ロシア語、スペイン語など各種外国語に長けたボランティアもいる」と話した。
首脳会議が開催される週、ボランティアは133の持ち場についてサービスを行う。込み入った状況に対応する際のボランティアの「実践力」を高めるため、研修トレーニングでは、「ケーススタディ」方式が採用され、持ち場で起こると予想される様々な状況を想定し、それに対する処理に関する模擬訓練が進められる。
研修の実習段階に入ると、ボランティアにとって、「微笑み」はなくてはならない要素となる。多くのボランティアは、これまでは、「歯が8本見えるくらいに口を開き、口角は30度上に向けること」という「微笑みの基準」に合うように指導されてきたが、本研修の「礼儀規範」では、新しい微笑みの基準「口角をわずかに上げ、親しみやすさを伝える」を徹底するべく、彼らはトレーニングに励んでいる。
「人民網日本語版」2014年10月24日