紀元64年、後漢の明帝(在位58〜75年)に命じられ、蔡愔、秦景をはじめとする十数人が洛陽をたち、天竺(今のインド)まで仏典を求めに出発し、天山山脈、葱嶺(今のパミール高原)を越え、大月氏(今のアフガニスタン一帯)に向かった。そこで、インドの高僧・浮屠迦葉摩騰と竺法蘭に出会い、67年、彼らを導き、経典と仏像を白馬に背負わせて洛陽に戻った。68年、明帝は天竺の寺院様式を模して、洛陽城外に中国初の寺院を造営するよう命じた。仏像や経典が白馬に積んで運ばれてきたことから、「白馬寺」と名付けられた。さらにこの白馬寺の建築様式が日本の寺院建築にも影響を与え、飛鳥寺と四天王寺は白馬寺を参考に建てられたと言われる。
所在地/洛陽市洛龍区洛白路6号
アクセス/路線バス56番、58番、87番、91番のいずれかに乗車、白馬寺駅で下車
開放時間/7:30〜17:30
電話/86-379-63789090 |