APEC会場「ゼロ排出」の実現へ

 

APECを間近に控え、北京市ではさまざまな大気汚染対策を講じ、大気の質を確保する一方、APEC会場においても、より一層のエコに対する工夫が実施されている。今回のAPEC会議における主要会場の一つ、北京雁栖湖国際会議・展示センターを建設した北京北控置業有限公司は、北京環境取引所で炭素排出枠を購入し、会場建設の過程で排出した4000㌧弱の炭素を相殺し、中国初の「ゼロ排出」国際サミット会議場の建設を実現させた。これは中国の建築業界においてカーボン・オフセットが活用された初めての事例となった。

統計によると、面積が7万9000平方㍍に及ぶ会議・展示センターの建設には、約3903㌧の二酸化炭素が排出された。同センターは甘粛省西向風力発電所プロジェクトの排出削減による排出権を購入し、会場建設の過程で排出したすべての炭素を相殺し、カーボン・オフセットを実現させた。(編集・張春侠)

 

 

人民中国インターネット版 2014年11月3

 

 

 
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