カーボン・オフセットのために森林整備活動始動 |
11月3日、北京において、2014APEC会議カーボン・オフセット森林整備活動の始動式が行われた。中国グリーンカーボン基金会と北京市林業部門は関連企業による寄付を集め、北京市とその周辺地域でカーボン・オフセットに活用される森林、1274ムー(1ムーは約667平方㍍)の整備に着手した。これはAPEC会議歴史上初の試みとなった。 国家林業局の趙樹叢局長は次のように語る。国際社会では、植林・造林、森林保護を通じて炭素クレジットを増やすことが、気候変動に対応する最も経済的、最も有効的な手段だと認識されている。2007年のAPEC会議で採択された「シドニー宣言」が「アジア太平洋地域の森林面積を2020年までに、少なくとも2000万ヘクタール増加させる」という目標を打ち出して以来、中国は森林面積を、すでに1223万ヘクタール増加させており、全世界森林面積の増加が最も速い上に、人工林の保有面積が最も多い国となっている。 外交部の銭洪山部長補佐は次のように指摘する。今回のこの活動は、中国政府が環境保護の理念を積極的に提唱・実践し、また、植林・造林を通じてアジア太平洋地域における低炭素で持続可能な発展を推進し、気候変動に対応するため、実際に行動を展開している様子を十分に示すことができた。「カーボン・オフセット」という目標の実現は、中国がエコ文明を築き上げる方針・政策に合致するだけではなく、今年のAPEC会議で提唱されたグリーン発展の理念を積極的に実践し、「協力・ウインウイン」というアジア太平洋共同体の精神にも合致する。(編集・張春侠) 人民中国インターネット版 2014年11月4日
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