第5期中日友好21世紀委員会全体会議で達した共通認識 |
第5期中日友好21世紀委員会の全体会議が4日、北京市で閉幕した。閉会式の後、双方の委員は記者と対面し、陳健事務局長は今会議において第5期中日友好21世紀委員会が達した共通認識について話した。 一、本委員会は両国政府が中日関係の処理と改善について発表した4つの原則的共通認識、両国の指導者の会談の実現を高く評価しており、両国関係が改善に向けて重要な一歩を踏み出したことを示すとの見解で一致した。私たちは、両国政府は原則的共通認識を真剣に実行し、当面の両国関係が直面する主な問題を適切に処理し、両国関係が正常な発展の軌道に戻るように推し進めるべきだと考えている。 二、本委員会は、中日関係は双方にとって最も重要な関係の一つであり、両国はアジア・太平洋地域ひいては世界の平和、安定、発展において重要な責任を担い、平和、友好、協力は中日両国の唯一の正しい選択だと考えている。双方は中日の4つの政治文書の各原則と精神を遵守し、中日の「双方は協力パートナーであり、脅威をもたらさない」、「相手側の平和的発展を互いに支持する」という重要な共通認識を各自の政策と行動に表し、平和的発展の道を共に歩み、各自の優位性を発揮しアジアひいては世界の平和、安定、繁栄に貢献すべきである。 三、本委員会は、双方は両国政府間の各レベルの対話を維持し、安全・防衛分野の対話や交流を強化し、政治の相互信頼を絶えず高めるべきだと考えている。双方は経済・貿易、投資、エコ・低炭素、省エネ・環境保護、財政金融、スマートシティ、社会保障・医療、ハイテク、ビジネス環境の改善などの分野における相互利益となる協力を持続的に拡大、深化させ、アジアの発展プロセスにおいて共通利益を拡大し、共同繁栄を実現すべきである。また、双方は文化、教育、科学技術、地方、メディア、青少年、観光などの分野の友好的交流と協力を引き続き強化し、両国国民の相互理解と信頼を絶えず高め、両国関係の発展のためにしっかりした民意の基礎を築く必要がある。 四、本委員会は、今期の委員会が中日関係の大局を維持し、両国の各界・各分野の友好的交流と協力を促進し、両国関係の改善と発展を推し進める役割を果たしたことを高く評価し、両国政府が次期の委員会の発足に迅速に着手し、本委員会が両国政府の諮問機関として、中日関係の長期的な健全かつ安定した発展のために引き続き貢献できることを期待している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月4日
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