リマ現地時間12月9日、リマ会議中国代表団団長を務める解振華国家発展・改革委員会副主任は「チャイナ・パビリオン」でサイドイベント「2015年気候変動をめぐる合意に向かって――国際的シンクタンクの視点」に出席した。その際に、中国は南南協力基金についての管理方法を制定し、市場メカニズムを通じて、数多くの途上国で着実に協力を展開することで、途上国の気候変動対応力、特に気候変動に適応する能力を向上させたいと表明した。

解氏は次のように語る。中国政府は2011年より途上国の対応力の向上を支援するために累計で2億7000万元を調達し、百二十数カ国の途上国からの政府部門職員と気候変動対応関係者2000余名に対し研修活動を行っている。今年9月23日、張高麗副総理は国連気候変動サミットで、中国は気候変動に対する南南協力の促進に取り組んでおり、来年からは、現有の基礎の上に、毎年の投入資金を倍増させ、気候変動南南協力基金を創設する。また、国連による気候変動をめぐる南南協力の推進をサポートするために600万ドルを提供する。

解氏はさらに次のように表明する。ここ数日、8カ国の途上国と8つの国連機関からの専門家や学者と議論している中、多数の優れた意見やアドバイスを耳にした。これらを参考に、南南協力基金についての管理方法を制定し、市場メカニズムを通じて途上国の気候変動対応力を向上させていく。（文＝李五洲）

人民中国インターネット版　2014年12月11日