日本国民が南京大虐殺の生存者証言活動に参加 |
今年の12月13日は南京大虐殺の犠牲者を悼む初めての国家追悼日だ。国を挙げて追悼活動が行われ、大虐殺の犠牲となった30万人を超える同胞たちを悼んだ。日本の民間組織がこのほど、生存者の陳徳寿さんと艾義英さんを日本に招いて証言活動を行った。日本の有識者は、「南京大虐殺の生存者が日本での証言活動に参加することの意義は重大であり、南京大虐殺の犠牲者のために中国が国家追悼日を設定することは、世界の平和を守ろうとする中国の決意を示すものである」と話す。 20人あまりの生存者の証言を聴いた高実さんは、「どの生存者も南京大虐殺の目撃者であるだけでなく、体験者であり、どの方の証言を聴いても、中国侵略旧日本軍の残忍さがより際だち、証言集会を開くことの必要性を強く感じる」と話す。今年75歳になる高実さんをはじめとする日本の友人たちは、13日に長崎市で行われる証言集会活動に参加する陳さんを囲む歓迎会を催した。 陳さんの証言を聴いた田中信幸さんは12日、「自分の父親は南京大虐殺に荷担してはいないが、日本人の一人として、中国侵略日本軍の子孫として、日本軍が中国の人々に与えた損害について、中国の人々に心からお詫びを申し上げ、心から謝罪したい」と述べた。 熊本県の桜井政美さんは、「南京大虐殺は日本の中国侵略という犯罪行為の重要な証拠だ。中国政府がこのために国家追悼日を設定するのは、より多くの人に歴史を理解し、記憶してほしいからで、非常に深淵な歴史的意義がある」と話す。桜井さんは1995年に南京を訪れ、大虐殺の犠牲者、生存者の悲惨な体験を聴くと、より多くの日本人がこの間の歴史をぜひとも詳しく知る必要があると考え、96年から生存者を熊本に招いて証言活動を行ってきた。それ以来18年にわたり、中断することなく活動は続いている。 弁護士の丹羽雅雄さんは、「当時の歴史を徐々に忘却していく日本の人々にとって、大虐殺の生存者の証言は非常に重要な意義をもつものだ。中国が南京大虐殺の国家追悼日を設定することは至極当然のことで、歴史を忘れないようにする上で重大な意義がある。中国の動きを強く支持する」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年12月13日
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