2人目の孫が待たれている | ||
現在、李さん一家は、すでに2人目のために洋服やベビーベッドを準備した。通常であれば、2人目は1人目のお下がりだが、張さんは2人の子どもが公平になることを望み、2人目にも新しいベビーベッドや衣服を買い揃えた。張さんは数日前、夫婦で子ども服売り場を見て回り、松子にたくさんの洋服を買ってあげた。しかし、家に着いてから、2人目にも買ってあげないのはおかしい、と反省した。翌日、また子ども服を見に行き、時間をかけて2人目のためにカバーオールを2着選んであげた。中国には「1人目は本を見て育て、2人目は豚として育てる」(1人目は育児経験がないため、参考書などから知識を得て子育てをするが、2人目になると1人目の経験から、寝て食べてを繰り返す豚のように構わずに育てる)という言葉がある。言い方は荒っぽいが、理屈としては通っている。2人の子どもそれぞれに対する両親の心境が反映されている。 張さんは松子を妊娠した時には何をするにも気を付けたそうだ。出張や接待などはあったが、食べる物や歩く時にはとても注意し、出産を恐れる気持ちもあったと言う。今、2人目を妊娠して、気持ち的にはとても楽だと言う。西安、成都、広州など全国各地を4、5回出張し、他の若い人たちと一緒に朝の7時から夜10時まで働いても全く問題はない。経験ある母親として気持ちに余裕ができたと言う。「私は外資系企業で販売の仕事をしているので、仕事はどちらかというと忙しい方です。長女の時には4カ月半の産休がありましたが、2人目になると3カ月ちょっとしかありません。そのため、出産予定日の2日前くらいから休みを取るつもりです」と張さんは言う。(文=高原 写真=馮進)
人民中国インターネット版 2015年1月
|
||
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。 本社:中国北京西城区百万荘大街24号 TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850 |