山根芽依「自分はまた中国に行くという確信」

 

今回の訪中で、人民大学の学生の方と日中関係について話し合ったことが一番印象に残っている。なかなか学生の方とはしっかりと日中関係について真剣に話す機会というのはないと思うので、いい経験になった。ただ、相手が日本に理解を持ってくれている方々であり、メディアの情報しか知らない中国人という訳ではなかったので、中国の大半の人の意見ではないのかなとも思った。 

訪中を通じて特に感じたのは、「中国」に1度も触れたことのない人は中国を敬遠しがちなのだということ。中国に実際に足を運ぶ、または中国の方と話しさえしたことがあれば、「中国は…」と区別することもないはずなのにと思った。

今の高校生の生活で中国と関わりを持つことはほとんどなく、難しい。学生の方々と交流させていただいたことで、こんなに日本を理解してくれている学生がいることが嬉しくもあり、驚きでもあった。日本の若者、特に高校生や中学生に、実際に中国ではたくさんの人が日本に興味を示して学んでいるんだということを教えてあげたいと思った。そして伝えていくことが使命だと思っている。

私はまた必ず中国に行く。そのときには自らの力で中国を知る努力をしたいと思う。今回のこの経験は私のこれからの人生において中国と関わる大きなきっかけとなるはずだ。


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