「霧霾」とは? |
「霧霾(スモッグ)」とは「霧」と「{マイ}霾」の2文字を合わせて作った言葉。中国の多くの地域では、霧を霾と共に危険性のある気象現象として「霧霾天気」と名づけた警戒予報を行っている。
霧 大気中の水分が飽和状態に達し、微風で大気が安定しているとき、地表面に近い空気がある程度冷却されると、空気中の水蒸気が非常に小さな水粒になり空気中に浮かぶ。この物質が水平方向の視界を1㌔以下にした現象を霧という。雲と同じように気温の低下により発生するものなので、実際には地表面に接する雲だと言うこともできる。
霾 {エンム}煙霞とも言い、原因不明の大量の煙やほこりなどの微粒子が浮かんだために空気が混濁する現象を指す。霾の主要物質は空気中に浮かぶダスト粒子。気象学的には「エアロゾル粒子」と呼ばれる。空気中のダスト、硫酸、硝酸、炭化水素などの粒子も空気を濁し、視界を遮ることがある。これら乾いた固体の微粒子からなるエアロゾル粒子は、視程(大気の見通し)障害を引き起こす。水平方向の視界が10㌔以下になると霾(ヘイズ/Haze)または灰霾(ダスト・ヘイズ/Dust-haze)と呼ばれる。
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