15年中央1号文書、農業現代化推進の加速を目標に |
2015年の中央1号文書(中国共産党と国務院が出す重要通達のうち年初に出すもの。党・政府が最重要視しているテーマが取り上げられる)が1日、新華社通信を通じて公表されました。今年の中央1号文書も「三農(農業、農村、農民)」問題を取り上げており、2004年以来12年連続となっています。 『改革とイノベーションにより力を入れ、農業の現代化推進を加速させることについての若干の意見』と題された今年の中央1号文書は、①農業の現代化推進をめぐって、農業発展モデルの転換を加速させる。②農民の所得増加の促進をめぐって、「三農」に対する優遇政策実施の度合いを強化する。③都市・農村発展の一本化をめぐって、新農村の建設を深化させる。④農村発展の活力再生をめぐって、農村改革の全面的深化を推し進める。⑤「三農」問題をめぐって、農村の法整備を促す、という5つの部分からなっています。 また文書は、経済の成長率低下という「新常態(ニューノーマル)」における農業の基礎的地位と農民の所得増の維持や国内の農業生産コスト上昇による国際市場での競争力不足問題の解決、過度の開発と環境汚染に対処しつつ、農産物の供給と品質安全の確保、農業の持続的な発展能力の向上、都市と農村の共同繁栄を目指す新農村建設の加速などを重要な任務として取り上げました。
中国国際放送局日本語部より 2015年2月2日
|
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。 本社:中国北京西城区百万荘大街24号 TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850 |