中国各地で連日のスモッグ |
2月1日に中国各地でスモッグが発生した。3日には一層深刻となり、局地的に「重度」レベルの汚染となった。 河北省大気質リアルタイム観測データによると、3日午前11時の時点で、大気質が「良」レベルだった張家口と「軽度」レベルだった承徳以外、保定、石家荘など河北省の各都市で大気質指数(AQI)が200を上回る「重度」レベルの汚染となった。河北省の中でも南に位置する辛集市と衡水市の汚染指数はメーターの限界を超えそうな勢いだった。河北省気象台は市民に注意を促すため「黄色警報」を発令した。保定、邯鄲両市は1日から重度汚染日3級緊急対策案を始動させ、車両の走行制限を行った。 河北だけではなく、今回のスモッグは中国のほとんどの地域を襲った。3日の8時から14時にかけて、華北の中南部、陝西省の関中地域(陝西省中部、渭水盆地一帯)、黄淮地域(黄河と淮河流域にはさまれた地域)の北部、江漢地域(湖北省の江漢平原一帯)、東北地区の中南部、新疆ウイグル自治区の北部などで深刻なスモッグが発生し、その中でも、黒江龍省南部、吉林省北部、河北省南部などで局地的に「厳重」レベルの汚染となった。 昼からの冷たい空気の南下に伴い、華北、黄淮などの地域のスモッグは北から南に向かって次第に改善した。北京などのPM2.5の濃度は短時間の内に減少し、大気質は次第に「優」または「良」レベルへと改善した。(編集・張春侠)
人民中国インターネット版 2015年2月4日
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