「西部は政府の支持を頼りに発展を」―華士飛全国政協委員

 

中国人民政治協商会議第12期全国委員会第3回会議の小グループ会議が2015年3月4日、正式に始まった。農業界の委員の討論では、第12期全国政協委員で民族・宗教委員会副主任の華士飛氏が長年にわたる中国西部での業務経験を基に、西部を発展させるためには、必ず政府と政策の支持を頼りにすることが不可欠だと訴えた。彼は「西部はどうやってイノベーションを生み発展するのかと私に問う人がいる。人材がみな出て行ったらどうやってイノベーションを生むのか? どんな先進的な産業も自らは西部に行きたがらない。これは絶対に政府が推し進める必要のある事業だ」と述べた。

また彼は「現在、中国で最も根本的な問題は貧富の差と東西の差だ。都市と農村の差は一番の問題ではない。もし貧富の差と東西の差という問題が真剣に解決されなかったら、深刻な社会危機を引き起こすだろう。中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(3中全会)の『決定』は、『社会の公平・正義の促進と人々の福祉の増進を出発点と着地点とする』と言及している。これは本質に触れている」と語った。(文・写真=高原)

 

人民中国インターネット版 2015年3月5日

 

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