全国政治協商会議の委員でもあるボアオ・アジアフォーラムの周文重事務局長は5日北京で、「厳しい経済環境の下、アジア諸国は手を携えて立ち向かうべきだ」と指摘した。 　

周事務局長は「アジアのどの国でも他の国を切り離して単独で発展することはありえない。アジアも共同発展と互恵ウィンウィンの道を歩むのが必然だ」と記者団に語る一方、「アジアが経済共同体を構築するには、アジア相互協力信頼醸成措置会議（ＣＩＣＡ）とアジア太平洋経済協力会議（APEC）が重要な推進力となる。アジア太平洋地域のパートナーシップをテーマとして、アジア太平洋の経済一体化、相互連結（コネクティビティー）、経済のイノベーションと発展を推進していくべきだ」と述べた。

「アジアの新たな未来：運命共同体に向けて」と題するボアオ・アジアフォーラムは3月26日から29日にかけて海南島のボアオで開催されます。全人代開幕後の国際的なフォーラムとして、中国とアジアの声を発信する重要な場とみなされている。習近平国家主席や各国の首脳が開幕式に出席する。（ZHL、林）

中国国際放送局日本語部より　2015年3月6日