鉄飛燕代表 雲南道路網の「インタラクティブ化」を早期推進 |
1992年生まれの鉄飛燕全人代代表は「90後代表」「基層代表」「女性代表」「少数民族代表」「イスラム教徒代表」という多くの看板を背負っている。彼女は雲南省昭通の普通の高速道路料金徴収員であり、今期全人代の二人の「90後代表」のうちの一人だ。回族の伝統的な衣装をまとい、顔に若さが満ちあふれている彼女は人ごみの中にいても目立ち、3年の代表経験は彼女を成長させたことがうかがわれる。 「今回、提案したのは『1帯1路』と『長江経済ベルト』という二つの戦略に関して、雲南の道路網の『インタラクティブ化』の早期推進です」。基層の高速料金徴収員として、雲南経済の発展を願い、まず道路網の「インタラクティブ化」が大きな意義を持つと考えている。 彼女は次のように説明した。雲南の交通インフラの建設は大いに発展し、辺境の経済・社会の発展を促進している。全省の道路網総延長は23万キロに達し、開通した高速道路は3255キロだ。しかし、現在、全線開通した高速道路はわずかに4路線で、6州市の地方政府所在地に高速道路が通っておらず、6県には上級の道路も整備されていない。 雲南省は中国西南の雲貴高原地区に位置し、高い山と深い谷が多く、地質構造は複雑。雲南の道路建設コストは1キロ当たり1億3000万元(約26億円)から1億4000万元(約28億円)に達し、貧困な省財政にとってかなり困難な支出になっている。 全人代では多くの雲南代表が雲南を含む西部地区に特段の国家支援を要請し、特に雲南の貧困地区の道路、鉄道建設等に政策的な重点配分を求めた。(文・写真=張雪)
人民中国インターネット版 2015年3月9日
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