河北省環境保護庁長:10年後に青空の日がより多く

 

河北省代表団の審議が行われている中、全国人民代表大会(全人代)の陳国鷹代表は何人かの代表による発言は自分と同じく環境保護と関わっていることに気づいた。陳氏は8回も代表として全人代に参加しており、2年前に河北省環境保護庁長に就任し、メディアが焦点を合わせる人物になった。

この2年間、スモッグは中国で最も注目される話題の一つになっているが、河北省の都市はほとんど毎月に大気質の悪い都市のランキングの大半を占める。疑念の目線を浴びる一方、河北省はかつてない強力なスモッグ対策を講じ始めた。

鉄鋼とセメントの生産量が大きい同省は構造的な調整を行うことで、昨年のPM2.5濃度を12%低下させ、国が定めた4%の目標を超過達成した。

また、陳氏によると、昨年、河北省のPM10は13.2%低下し、二酸化硫黄は25.7%低下し、今年の1月から2月にかけて、PM2.5濃度は昨年同期比で31%も低下した。

「現在、大気質の悪い都市のランキングに河北の都市が7席を占めているが、汚染対策を通じて一つか二つでも河北の都市が同ランキングのトップ10から消えるように取り組んでいきます」。人々が渇望する「APECブルー」について、陳氏は10年後にきれいな青空がより多くなると予測する。(編集・張春侠)

 

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