河北省代表団が京津冀協同発展へ建言

 

河北省代表団の討論会は内外多数のメディアの注目を集めた

李克強総理による今年の「政府活動報告」の中で提起された、引き続き「京津冀(けいしんき=北京・天津・河北)共同発展について、交通の一体化、エコ・環境保護、産業のグレードアップ・移転などの分野で率先して実質的な飛躍を得る」というこの点は、第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の河北省代表団で盛んに討議される話題となった。

全人代の代表、河北省副省長の楊崇勇氏は、河北省は北京と天津の水資源、電力、農産品の主要な供給地であり、首都のエコ・バリアーを請け負うという重要な責任を持ち、京津冀の発展に大きな貢献を果たしていると述べた。楊代表は、河北省と北京、天津の差を縮めることを協同発展の主な目標として、3地域の生産力配置を統一的に計画し、政策の一体化し行い、京津冀協同発展の重要戦略に大いに力を入れて実施していくことを提起した。

全人代の代表、保定市副市長の閻立英氏は、京津冀軌道交通の協調メカニズムを構築し、京津冀軌道交通投資公司を創立し、軌道交通建設に力を入れることを提案している。

全人代の代表、唐山三友グループ董事長(日本の社長に相当する役職)の么志義氏は、河北省は自らの優位性を発揮し、さらなる優遇政策によって人材を引き留め、良い人材を登用し、最新の研究成果を吸収し、「京津で研究開発、冀で転化」という優位性で相互に補完し合う産業モデルを打ち立てていくべきだと述べた。

多くの記者が関心を寄せる「京津冀一体化」の進展状況について、全人代の代表、河北省長の張慶偉氏は、河北省が制定する京津冀協同発展計画要綱はすでに完成し、間もなく交付されることを明らかにした。(文・写真=沈暁寧)

 

人民中国インターネット版 2015年3月10日

 

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