香港代表:香港が「一帯一路」構想の建設に助力することはやりがいが大いにある

 

3月7日、第12期全国人民代表大会第3回会議の香港特別行政区代表団によるグループ会議が国内外のメディアに開放された。香港代表団の半数以上の代表が「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想の建設に言及し、同構想の助けを借りて香港の経済を発展すると同時に、香港が国際化における経験が豊富だという優位性を生かし、「一帯一路」の建設に助力することができると望んでいる。

第12期全国人民代表、香港のプロ大弁護士譚恵珠さんは香港が「一帯一路」の建設に協力することについて、このように指摘した。2015年の経済の下押し圧力の下、「一帯一路」の建設は中国経済の区域構造の改革を促進し、対外開放のモデルをチェンジし、国内の過剰した生産能力を緩和することができる。香港は多年で積んだソフトパワーを生かし、大した成果を収めることができる。また、彼女は「香港の鉄道管理の経験を大いに利用するべきだ。香港はこの領域において世界レベルの技術、及び高水準の人材を持っており、優れている鉄道建設と管理の経験を提供できる」と語った。彼女はさらに、香港の優秀な港立地を生かし、「海上シルクロード」を建設し、大学で汽船業高級サービス管理専攻を開設し、クルーズサービス業に大いに力を入れ、香港は航空、航海、物流などの分野において中国大陸部と「一帯一路」沿線各国に経験を提供するなどの提案を打ち出した。

第12期全国人民代表、香港経済学会の劉佩瓊さんは「香港は国際金融センターとして、法律と監督管理が十分に整えられるため、ローンや債券発行など国際的な資金調達にとって最適な場所だ」と話の冒頭で香港の優位性を語った。彼女によると、中国は資本市場において、まだ大きな発展余地があり、香港がアジア金融センターとしての経験をより多く参考にし、香港の強い国際融資能力を生かし、「一帯一路」構想の建設に力になってもらえる。「一帯一路」構想の実施は、大陸と香港の協力を強化させる。大陸側が香港の経験を参考に、大陸のサービス業の発展を促し、大陸と香港のウィンウィンが実現できる。(文=張雪)

 

人民中国インターネット版 2015年3月14日

 

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