博鰲アジアフォーラム2015年年次総会が開幕

 

4日間にわたって開催されるボアオ・アジア・フォーラム2015年次総会は26日から開催されている。世界各国から1700人余りの参加者が出席し、「アジアの新しい未来:運命共同体へ向けて」をテーマに議論が繰り広げられる。

中国の習近平国家主席は開幕式に出席し、基調講演を行うことになっている。今年の年次総会に出席する各国の指導者の数は、過去最高となる。

総会ではマクロ経済や地域協力、産業構造の転換、技術革新、政治と安全保障、社会と国民生活という6つの分野に及ぶ77の会議が設置され、地域の協力推進は注目されるポイントの一つとして、アジアインフラ投資銀行(AIIB)やASEAN共同体などのテーマが設けられている。その中で、中国の楊潔チ国務委員は28日午後「一帯一路(シルクロード経済帯、21世紀海上シルクロード)」について、また、日本の福田康夫元首相と中国の曾培炎元副首相が「東アジア経済共同体」について演説を行う予定。

また、「改革」も分科会でキーワードになるとされ、「農村金融改革の新モデルの模索」や「国有企業改革の再出発」などの改革に関するテーマが挙げられている。 

さらに今年のフォーラムでは、三農(農業、農村、農民)や司法、宗教に関する議題が初めて重点議題として新設されている。

 

中国国際放送局日本語部より 2015年3月26日

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850