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開幕式であいさつするボコバ・ユネスコ事務局長(写真・周光輝) |
5月23~25日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)と中国政府の共催による第1回国際教育情報化大会が青島で行われた。習近平国家主席が祝辞を寄せ、劉延東・国務院副総理、イリナ・ボコバ・ユネスコ事務局長が開幕式であいさつした。また袁貴仁・中国教育部長(日本の大臣に相当)、姜異康・山東省党委員会書記、郭樹清・山東省省長が関連イベントに出席した。
習主席は祝辞の中で、中国は世界各国と共に情報技術と教育の融合と発展を積極的に促し、教育の持続可能な発展の道を切り開いていくと表明した。
劉副総理はあいさつの中で、「教育の情報化が時空の制限を打破し、教育の公平を促す役割をさらに重視し、情報技術と教育とのさらなる融合を促し、質の高いデジタル教育資源の開発と共有を推し進め、異なる文明の交流を促進しなければならない」と呼びかけた。
ボコバ事務局長は教育情報化の推進で中国の果たした積極的な役割をたたえ、「ハイクオリティーで公平かつ寛容な教育および全国民の生涯学習の発展、新しい世界教育発展目標の実現に対し、現代技術は非常に大切だ」と述べた。
90を超える国と国際組織、企業の代表は3日間の会期中、「情報技術と未来の教育変革」というテーマを中心に、「教育・情報技術リーダーフォーラム」や大臣級円卓会議などを通じ、「情報技術の効果的な運用による情報の質の確保」「包容性と適切性に関する生涯学習」「質の高い学習内容の普及」などの議題について深く議論し、広範なコンセンサスに達し、『青島宣言』を公表した。また中国教育部とユネスコは「教育情報化の協力の展開に関する覚書」に署名した。(文=劉淼、劉振興)
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同時に行われた中国教育情報化応用展で脚光を浴びた青島ハイアールスマート教育展(写真・周光輝) |
人民中国インターネット版 2015年5月26日
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