冬季五輪開催候補地の張家口・崇礼県

 

2014年7月7日、国際オリンピック委員会(IOC)は北京が2022年冬季オリンピックの開催候補地に選ばれたと正式に発表した。このニュースがメディアで伝えられると、張家口のホテル経営者も現地の農業従事者も、開催地選考の進展に注目している。北京晨報が伝えた。

独特の気候条件と北京や天津からのアクセスのよさから、崇礼県には1990 年代から大規模なスキー場が誕生し、2003年にオープンした万竜スキー場は中国初の開放式スキー場、スキーを特色とする国家4A級景勝地だ。これらは北京・張家口が共同で2022年冬季オリンピック開催地に立候補し、崇礼県が一部の雪上スポーツを開催する優勢の条件となっている。

太子城村の住民は「村全体が開催を願っている」と語る。太子城村は県政府所在地から20キロに位置し、現在の招致計画によるとオリンピック村が建設され、周辺の複数競技会場とつながる中心になる計画だ。崇礼冬季五輪開催招致指揮部は現地に設置される。「もし冬季五輪の開催が決定すれば、ここは世界的な『氷と雪の村』になる」。太子城村では住民たちが仕事の合間に集まって、故郷の変化に胸を躍らせている。

 

「人民網日本語版」2015年3月25日