新たな「中国製造」、閲兵式で中国の軍事透明性を明らかに |
「新たな軍事大国『中国製造』」と題した社説を、オーストリア紙「デア・シュタンダルト(Der Standard)」が28日付で報じた。 9月3日に北京の天安門広場前で行われる閲兵式では、中国の新中国建国以来最も近代的と言われる最新鋭の兵器が登場する。式典では、1万2千名の兵士が70分間の閲兵を行うほか、500種類を超える兵器・軍事設備が登場、航空機200機が天安門の上空を飛行する予定。北京では閲兵式は平和の象徴とされている。 閲兵式に登場する軍事設備の84%は今回初めて披露されるもので、いずれも『中国製造』の装備だ。戦略ミサイル部隊は大陸間弾道核ミサイルを含む7種類のミサイルを披露する。中国のミサイルは近年、命中精度などの面で非常に進歩しており、今回の式典で強大な軍事力が明らかとなる。 軍関係者は、多くの新兵器の発表について、中国の軍事の透明性を証明するものだと指摘。それとともに、世界平和の維持と、国家の主権・安全・利益の防衛に向けた中国の決意と能力を示すものだと強調する。ただし、海外での北京の平和のイメージについては、改善が待たれると語る。海外メディアの中国軍に関する報道には、依然として多くのネガティブな内容が含まれているため、閲兵式を通じて解消につなげたいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月31日
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