抗日戦争勝利閲兵式 国慶節閲兵式との7つの違い |
◇テーマ 新中国設立以来、14回の閲兵式が行われた。これらはどれも国慶節の閲兵式で、国の祭典である。9月3日に行われる閲兵式は中国初の抗戦勝利の記念をテーマとしたもので、一種の記念日の閲兵式であり、両者のテーマは異なる。 ◇規模・構造 今回の閲兵式では抗戦元兵士や外国軍の隊列、英雄模範部隊からなる10組の隊列、軍の指導者からなる隊列が初めて観閲に参加し、記念活動が歴史的、国際的なものであることを示すと同時に、抗戦元兵士や前線支援をする模範的人物に対する敬重と抗日烈士に対する尊敬の意を伝える。 ◇武器・装備 新中国設立60周年の閲兵式に登場した30組の装備隊列のうち、大型装備は52種で、いずれも国産装備、その90%が初参加だった。今回の閲兵式では27組の装備隊列が作られ、40種以上500基以上の装備が登場する。これらはいずれも国産の現役主力装備であり、その84%が初公開される新装備である。新型戦車、新型火砲、新型ミサイル、指揮通信システム、無人機などがある。 ◇空中編隊 新中国設立60周年の閲兵式では15種、151機の航空機が観閲に参加。その編隊の多くが楔形、三角形、菱形などの隊形で、早期警戒機、対地突撃機、対空作戦機、ヘリコプター、練習機の順番で、攻撃・防備を兼備した空中作戦体系を示した。今回の閲兵式では、20種以上約200機の航空機が観閲に参加し、その規模は史上最大である。陸・海・空軍の各型の現役航空機が参加し、これまでで最も全面的な空中作戦体系となる。 ◇閲兵の順序 今回の閲兵式は入場、整列、閲兵式、分列式、分散の5段階で行われ、閲兵式と分列式の時間は70分前後となる。中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念活動の重要な一環として、記念行事、レセプション、文芸パーティーも行われる。そのほか、9月3日の56発の礼砲は56民族の心をつなぐことを意味し、八の字型などをした等距離の列は中国人民の抗日戦争が8年間にわたったことを意味する。 ◇現場の構造 今回の閲兵式では、2400人以上からなる解放軍連合軍楽団、合唱団が演奏と歌で会場の雰囲気を盛り上げる。『抗日軍政大学校歌』、『保衛黄河』など抗戦時期の場面をテーマにした歌や時代の特徴を表す楽曲30曲を演奏・歌唱する。 ◇参観者 国慶節の閲兵式と異なり、中国は第二次世界大戦に関わったすべての国を招待する。中国人民抗日戦争に犠牲を払った国、貢献した国などがある。当時の米軍の「フライング・タイガース」元兵士、旧ソ連の赤軍元兵士、日本人八路軍の元戦士のほか、中国でよく知られているノーマン・ベチューン医師とドワルカナート・コトニス医師の親族が参観する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月31日
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