第2次大戦の勝利の成果は国際法治で維持すべき

 

抗日戦争勝利70周年記念行事プレスセンターの第3回記者会見が8月31日午前に北京で開かれ、中央党校政法部の卓沢淵常務副主任が法による国家統治の全面的推進の状況を説明し、国内外の記者の質問に答えた。

卓氏は「中国は法による国家統治を全面的に推進する。これは国内で法治を実行するとともに、国際的にも法治を尊重し、法治を遂行する必要があるということだ。中国は世界の大国の1つとして、一貫して国際法治建設に積極的に参画し、国際法に非常に重大な貢献を果たしてきた。特に第2次大戦以来、中国は国連の創設時加盟国として、国連の創設、国連の役割の発揮、国連の一連の法的文書の作成において、いずれも積極的な役割を発揮してきた」と述べた。

卓氏はまた「各国は第2次大戦の勝利の成果のために極めて大きな犠牲を払った。このような痛ましい代償を前に、未来に向かう際には、苦難の末に手に入れたこうした成果を法治の形で確定し、これによって国際平和の基礎を固め、歴史の残した問題を解決し、新たな国際紛争を解決しなければならない。したがって各国が国際法治に従い、これを遵守することは第2次大戦の成果を維持し、揺るぎないものにする第一の手段だ」と指摘した。

東京裁判の意義については「東京裁判と欧州のニュルンベルク裁判は共に国際正義勢力が法律の武器を運用して下した法律の裁断であり、法治の意義における人類の覚醒の重要な体現だ。裁判方式で戦争の罪を追及したのは、法治裁判の方式を用いて法によって責任を追及するのが最も理性的、文明的な方式だからであり、したがって東京裁判の意義は法治にあり、人類の歴史において偉大な意義を持つ」と述べた。(編集NA)

 

 「人民網日本語版」2015年9月2日

 

 

 
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