専門家が読み解く習主席の重要談話「中国が今後も平和の道を歩み続ける」 |
中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念日となる3日の午前10時、北京の天安門広場で記念式典が行われ、習近平主席が重要談話を発表した。中日関係史学会の徐啓新副会長は人民網の取材に対し、「習近平主席の談話は大所高所に立ったものだ。抗日戦争の国際的な地位を高く評価したのみならず、中国が今後も引き続き平和の道を歩み続けることを世界に向けて説明した」と述べた。人民網が伝えた。 徐啓新副会長は以下のように指摘した。 第一に、習主席は中国の抗日戦争が世界反ファシズム戦争の中で最も早く始まり、最も長く続いたことを強調した。これまで我々はこれまで抗日戦争を8年としてきたが、習主席は今回、抗日戦争を14年と強調、人類の平和を守る上で重要な貢献を果たしたと述べた。習主席はこのほか、抗日戦争について近代以降の外敵の中国侵略に対する初めての完全な勝利となったと指摘したほか、我々が抗日戦争を記念する4つの意義について次のように強調した。1つ目に、我々は、中国を植民地化し、中国人を奴隷化しようとする日本の企みを打ち砕いた。2つ目に、中国がそれまでの戦争で敗戦を重ねていたという屈辱を晴らした。3つ目に中国の大国としての地位を新たに確立した。4つ目に、抗日戦争後、中国は新たな道のりを歩み始めた。このように、抗日戦争の世界反ファシズム戦争における地位と意義について詳しい論述を行った。 第二に、習主席は談話の中で、世界の潮流は平和と発展であるが、戦争というダモクレスの剣はまだ頭上にかかっている。今後、我々は共に「国連憲章」を守り、国際秩序と国際体系を守り、世界平和という崇高な事業を推し進めていかなければならないと強調した。また、中国が今後も平和的発展の道を歩み続け、永遠に覇を唱えず、永遠に拡張を行わないと強調したほか、過去に軍国主義が我々にもたらした悲惨な経験を、決して他の国にもたらさず、反ファシズム戦争の成果を断固として守っていくと強調した。 第三に、習主席は談話の中で、世界に向けて中国軍の定員30万人の削減を宣言した。これは最新の情報であり、中国の世界平和を守る決心が示された。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月3日
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