全人代報道官「今年の軍事予算の増加幅は7~8%、例年よりやや低い」 |
第12期全国人民代表大会第4回会議は4日午前、人民大会堂プレスホールで記者会見を開き、傅瑩報道官が議事日程と全国人民代表大会の活動に関し中国内外の記者の質問に答えた。 【記者】米軍高官が先日、先ほどCBS放送の方が言及した南中国海での軍事化を含め、中国が軍事化を進めているということを根拠に、より多くの予算を軍事に当てて軍備の強化を図るよう米国会に要求した。傅瑩報道官に尋ねたいことは、中国政府が今年全人代に提出した国防予算、つまり軍事費はどれほどなのか紹介して頂けないか。昨年と比べ、もし増大するのであれば、その理由は何か。昨今話題となっている南中国海情勢と朝鮮半島情勢との関係はどれほどあるか。 【傅報道官】米軍が南中国海問題を大げさに騒ぎたてている点と、米軍がより多くの軍事費を調達しようとしている点に私も関連性を感じる。中国の国防予算の制定は、主に中国の国防建設における必要性と中国の経済発展情況および財政収入情況を考慮する。 全予算は明日全人代に提出される。今年中国の軍事予算は引き続き増加するも、増加幅は前の数年と比べ低く、7~8%となる。より正確な数字は明日見ることができるだろう。 習近平主席は「9・3」軍事パレードにおいて、中国人民解放軍は祖国安全と国民の平和な暮らしを守るという神聖なる職責を忠実に履行し、世界の平和を維持するという神聖な使命を忠実に執行すると述べた。目下中国は軍の改革、すなわち国防と軍隊の改革を進めており、これもすべてこうした目標をよりよい形で実現していくためである。(編集IM)
「人民網日本語版」2016年3月4日
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