李総理が「十三五」目標達成に自信 中国は新たな発展段階へ |
海外メディアは6日、李克強総理の演説を報じた。中国は 「十二五(第12次五カ年計画:2011-2015)」期間中に国際環境が錯綜するなか、年平均7%の経済成長目標を実現した。 「十三五(第13次五カ年計画:2016-2020)」では成長目標が下方修正されたものの、依然として高い水準にある。李克強総理は目標達成に自信を示し、国民生活はさらに豊かになると述べた。 シンガポール「聯合早報」はウェブサイトで5日、中国第12期全国人民代表大会第4回会議が開幕し、李克強総理が政府活動報告を行ったと報じた。 李総理は、向こう5年は中国にとって「中等所得国の罠」を乗り越える重要な段階で、各種の矛盾やリスクが顕著に増加すると指摘。「発展は流れに逆らって船を進めるようなもので、前に進まなければ押し戻される」としている。 「朝日新聞」はウェブサイトで5日、李克強総理が政府活動報告で「十三五計画綱要(草案)」について説明したと報じた。「十二五」期間はGDP成長率年平均7%を実現したが、「十三五」では「6.5%以上を維持」に下方修正された。 李総理は、中国は 「十二五」期間中に国際環境が錯綜するなか年平均7%の経済成長目標を実現したと指摘。 「十三五」では成長目標が下方修正されたものの、依然として高い水準にある。李総理は目標達成に自信を示し、国民生活はさらに豊かになると述べた。 中国政府は「十三五」最後の年となる2020年までに、GDPを2010年比で倍増させ、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的実現を目指す。年平均成長率6.5%の実現はこの目標に向けたボトムラインとなる。 ロシア・トゥデイによると、李総理は5日の政府活動報告で、中国のGDPは2020年までに90兆元を上回る見通しだと述べた。 「読売新聞」によると、李総理は5日の政府活動報告で「十三五」期間の年平均経済成長率は「6.5%以上を維持」すると述べた。この目標は「十二五」期間の7%を下回る水準だが、経済の矛盾を解消しつつ安定成長を維持するという中国政府の方針が改めて明らかになった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月8日
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