王毅外交部長が日本記者の質問に答える | ||||||
第12期全国人民代表大会第4回会議と中国人民政治協商会議第12期全国委員会第4回会議(両会)の取材、報道を行っている多数の海外メディアの中で、日本メディアの記者の活発な姿をしょっちゅう目にすることができる。彼らは両会のどこに最も関心を持っているのだろうか? またどのような質問を全人代代表や政協委員に投げかけているのだろうか? そこで『人民中国』記者が日本の同業者と交流をした。 日本の新聞『毎日新聞』の西岡省二記者は彼が注目する焦点について話が及ぶと、「日本には日中関係について異なった声があり、ある人はいささか好転したと考えており、ある人は少し悪化したと見ている。さらにある人は大きな変化はないと認識している。私はこの記者会見で、王毅外交部長(外務大臣に相当)が日中関係をどのように見ているか質問したい。次の関心は朝鮮半島問題で、朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を行って東アジアの平和を脅かした後、中国は平和維持のためにどのような措置を取るか、そこに日本はどのように参与すべきか、中国と日本はいかに関係を強化して、情勢を平和に向かわせるべきか。このほか、中国経済についても私は非常に注目している。現在、中国経済が世界に与える影響はますます大きくなっている。このため、われわれは中国が今後10年でどのような措置を取って安定的な経済運営を保証するかにとても注目している。中国経済の安定的運営があってこそ世界にプラスの影響を与えられる」
日本の雑誌『DECIDE』の白尾芳輝記者は、両会で注目するのは中国の第13次5カ年計画で、外交面で最も興味がある問題は中国政府の朝鮮半島問題、南海問題における立場と態度だという。 3月8日、第12期全国人民代表大会第4回会議のプレスセンターで行われた「中国の外交政策と対外関係」に関する記者会見で、西岡記者の質問に王毅外交部長が答えた。
王部長は、双方有識者の努力の下、両国関係には改善の兆しが現れたが、先行きは依然として楽観を許さないと述べた。彼はまた、中日関係の表面的原因は日本の政府と指導者にあると考えている。一方では日中関係改善を不断に公言し、一方で至る所で中国に面倒を引き起こそうとしているが、これは事実上、典型的な裏表のある人ののやり方である。そして、深層の病根は日本の為政者が中国に対する認識に問題があることだ。中国の発展に対して、いったい中国を友人としているのか敵としているのか? パートナーとしているのかライバルとしているのか? 日本は真摯にこの問題をしっかり考えるよう、考え尽くすよう希望すると王部長は述べた。(王朝陽=文・写真)
人民中国インターネット版
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