環境保護部、五年内に大気質優良基準の合格日数を80%に |
中国環境保護部の呉暁青副部長は7日、全国政治協商会議第12期第4回会議の2回目の記者会見で、「今後5年内に地区クラス(省クラスと県クラスの中間にある二級行政単位である)以上の市で大気質の優良基準に達する日が80%を上回る目標を必ず実現する」と明らかにしました。 ここ数年、中国各地の大気汚染(スモッグ)がますます深刻になり、今開催中の両会議(全国人民代表大会と全国政治協商会議)に参加した委員らの注目の的となっています。今年の政府活動報告でも、第13次五ヵ年計画期間中に、中国の335の地区クラス以上の市で大気質の優良基準に達する日が80%を上回る目標が出されました。この目標に対して、中国環境保護省の次官で、全国政治協商会議の呉暁青委員は責任の細分化や評価、法執行などの面から目標達成を推進することを提言しました。 スモッグの成因について、中国科学院の院士(アカデミー会員)で全国政治協商会議の秦大河委員は「都市部の汚染源は比較的複雑だ」として「石炭が主要汚染物で、自動車の排気ガスも大気汚染の原因の一つだ」述べました。同時に、秦委員は「石炭は中国の主なエネルギーで、石炭のクリーン利用は大気汚染解決の鍵となる。ガソリンの品質向上によって排気ガスを削減することも大事だ」との考えを示しました。(ヒガシ)
中国国際放送局日本語部より
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