在中国ニュージーランド大使、「両会」・「グリーン発展理念」に深い関心 |
「在中国ニュージーランド大使館の外交官は皆、中国の「両会」に注目している。彼らにも自ら「両会」会場に赴き、その雰囲気を生で感じてほしい--」。在中国ニュージーランド大使館のジョン・マッキノン大使はこのほど、『中国経済網』の単独インタビューに対し、こう語った。 多くの外交官にとって、中国大使への就任は好運なことだ。マッキノン氏は2度もこの好運に恵まれた。マッキノン氏が2度目に在中国ニュージーランド大使に就任したのは2015年1月。マッキノン氏の経歴をみると、彼と中国経済との深い縁が分かる。彼が初めて中国に派遣されたのは中国の改革・開放が始まった1978年。中国がWTO(世界貿易機関)に加盟した2001年には、彼が初めて在中国ニュージーランド大使に就任した。 マッキノン氏は中国の第13次五カ年計画、特に「グリーン発展」の理念に高い関心を持ち、「環境面において、中国とニュージーランドの協力余地は非常に大きい」と語った。マッキノン氏によると、中国・江蘇省が推進している「スポンジ都市」の建設で、汚水排出、水害対策、雨水の利用などの分野において、ニュージーランド企業が一部プロジェクトに携わり、技術や専門知識を提供したという。 また、マッキノン氏は「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)について、中国の関連機関と意見を交換したことがある。ニュージーランドは「一帯一路」沿線国から離れているものの、中国が中央アジアや東南アジアなどの地域で展開するプロジェクトに、ニュージーランド企業も参加する意向があるとしている。 マッキノン氏は若い頃に中国歴史を自学したという。25才から中国語を習い始めた彼だが、今は流暢な中国語を操る。「勉強を始めたのが遅かったのは非常に残念だ。いま、ニュージーランドの5才児に会う機会があれば、私は中国語の勉強を勧める」とマッキノン氏は話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月14日
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