李克強総理は24日午前、ボアオ・アジアフォーラム年次総会開幕式に出席し、「活力に満ちたアジアの新たなビジョンを共に描く」と題して基調講演を行なった。人民日報が伝えた。
李総理はアジア諸国が連携して試練に対処することについて次の見解を示した。
(1)平和と安定を共同で維持する。善隣友好、平等、平和共存を堅持し、小異を残して大同につき、共通点を集めて相違点を取り除くべく努力し、地域の平和・安定の礎を突き固める。
(2)経済成長を共同で推進する。内生的原動力・活力を引き出し、マクロ政策の調整を強化し、保護貿易主義に反対し、成長に資する政策をより多く講じ、一部の国の政策調整が他の国々に影響を与えないようにする。
(3)融合的発展を共同で深化する。「一帯一路(1ベルト、1ロード)」イニシアティブと地域発展戦略を連結し、コネクティビティと国際生産能力の協力を支持する。
(4)開放と包摂性を共同で促進する。各種の交流・対話プラットフォームを活用して、人的・文化交流を拡大・深化し、アジアの結束力を強化し続ける。
(5)革新の活力を共同で引き出す。人的資源というアジアの最も際立った強みを発揮し、質の高い労働力の大軍、革新の大軍を築いて、地域の国々が革新駆動型発展、高度化先導成長の道を歩むようにする。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月25日
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