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満開のサクラが織りなす中山公園の「ピンクの天井」。その下をそぞろ歩き、多くの市民や観光客が花見を満喫していた(写真・傅学軍) |
3、4月になっても、青島の観光ブームは少しも変わらず続いている。しかも、ここ2年は青島中山公園のサクラを多くの観光サイトが「国内10大花見スポット」の一つに取り上げ、4月の青島は次第に花見ツアーの目的の一つになりつつあり、花見が青島の観光ハイシーズン到来を告げるようになってきた。
中山公園が提供した統計だけでも、サクラが全面的に開花シーズンに入った4月中旬には、2日間に訪れた観光客は延べ27万人余に達した。
花見ツアーブームによってもたらされたのは、受け入れ旅行会社の業務量の急増で、多くの旅行会社の幹部は、新たなツアーコース、新商品の作成や団体バス、ガイド、ホテルの手配で猫の手も借りたい忙しさだ。中国語の慣用句の「馬不停蹄(馬を一刻も止めない)」がこの時期の旅行会社を言い表すのにピッタリだ。
青島超逸旅行社の劉婷婷総経理は、青島の草花の種類は北方の都市よりも多く、観賞の資源は非常の豊富だと記者に説明してくれた。4月初めに、中山公園のサクラの花見、大珠山のツツジ、十梅庵のウメまつり、李滄区の花見、城陽区のボタンまつりが始まり、5月に入ると、枯桃で花卉展が開かれ、旅行会社は旅行日程を設計する際に、青島を花見都市として織り込んでいる。「夏場の海を見て、海と遊ぶ観光同様、4、5月に青島を訪れる観光客の中で花見や個性的な観光を目的としている人の割合が大部分を占めています」と彼女は話していた。(傅学軍・文)
人民中国インターネット版 2016年4月20日
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