欧州時報社説「南海仲裁は張本人が自分を悩ませることだ」

 

フランスの中国語新聞紙「欧州時報」は8日の社説で、「南海仲裁は、南海仲裁を提起した人が自分で自分を悩ませている」と指摘しています。  

社説は「南海仲裁法廷が南海問題に関する裁決をくだす7月12日が近づくにつれ、比較的安定していた南海は注目の的となり騒々しくなってきた。滑稽なことは、南海仲裁案におけるフィリピン側の首席弁護士は、このほど、今回の裁決で、『南海権益における中国の九段線の主張に関するすべての法的基礎が剥奪される』と明かした。この話を聞いた世論は大笑いし、『この弁護士は仲裁の結果を前もってわかっている』と揶揄した」と述べたと同時に、このことからも分かるように、フィリピンと仲裁法廷は米国の二つの操り人形にすぎないと指摘しました。

また、文章は「中国の南海諸島に対する主権について、第二次世界大戦後の秩序を決める『カイロ宣言』と『ポツダム宣言』で明確に決められている。今日のいわゆる国際仲裁は、米国と、中国の発展にわだかまりを持つ一部の国が中国の発展を阻止しようとする手段にすぎない」と強調しました。(朱)

 

 

 

中国国際放送局日本語部より 

 

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