南海仲裁案、多国が中国の立場を支持 |
フィリピンのアキノ政権が申し立てた南中国海仲裁案の最終裁決が、12日に発表される。中国外交部が11日に開いた定例記者会見において、陸慷報道官は「中国の南中国海問題における立場を公然と支持する国が増えており、これは人々が正義感を持っていることを十分に証明した」と述べた。専門家も、フィリピンによる仲裁の一方的な申し立てには、国際法を悪意を持って利用・濫用する意図があると指摘した。 外交部 中国の立場を支持する国が増加中 11日の記者会見では、記者から「カンボジア外務省は先週土曜日に声明を発表し、中国の南中国海問題における立場を力強く支持した。中国はカンボジアのこの措置をどう論評するか」という質問があった。陸報道官は次のように回答した。 我々はカンボジア外務国際協力省がこのほど声明を発表し、仲裁案の中比間の係争はASEAN全体と関連しないと表明したことに留意している。カンボジアは、仲裁案の結果について共同の立場を表明するいかなる行動にも参与しない。カンボジア政府は1ヶ月内に、南中国海問題に関する公正かつ公平な立場を3回表明した。 カンボジアの声明は、中国とASEAN10カ国が共同調印した「南中国海各方行為宣言」および国際法の尊厳と権威を守り、中国とASEANの共通の利益を守った。これは南中国海地域の平和と安定、安全と繁栄の維持に資する。 それからこのほど多くの国が、中国の南中国海問題における立場を公然と支持している。7月だけでも10日以内に、カンボジア以外にアンゴラ、リベリア、マダガスカル、パプアニューギニア、セネガルなどの国も、中国の南中国海における立場への理解と支持を表した。 中国側の立場、直接的な当事国の二国間協議による係争解決、主権国の自主的な係争解決方法の選択を支持する国が増え続けている。いわゆる仲裁案を利用し、中国のイメージダウンを図る一部の国は、もはや国際社会や国際法の代弁者を標榜できず、中国が孤立に陥っているとは言えなくなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月12日
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