中国の崔天凱駐米大使は、20日、ワシントンで、「主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議というメカニズムが出来て以来、中国と米国は多くの協力活動を進めてきた。中米両国が引き続きリーダーシップと建設的な役割を発揮して、G20 杭州サミットの成功を促進することが国際社会から期待されている」と語りました。

　崔天凱大使は、「杭州サミットの日程について、各加盟国の意見を聴取し、各国と各地域、及び世界の注目を引いている問題が集められている」と明らかにしました。また、「世界経済の景気が依然として不確定的で、成長が鈍いという背景の下で、今回のサミットが建設的な成果を収めるよう、中国と米国は大きな役割を発揮しなければならない」と強調しました。

　さらに「40年前、中米初の共同コミュニケに関する交渉が杭州で行われた。同じこの杭州は、G20サミットの開催地と、両国首脳の会合の地となる。」とした上で、「中米関係の発展が立証しているように、両国は協力しなければならず、協力のパートナーシップを、構築しなければならない。つまり人々がいうような新型大国関係を打ち立てなければならない」と強調しました。

　南海問題について、崔天凱駐米大使は、両国はこの問題について意思の疎通をずっと保っているとし、「南海問題は中米両国間の問題ではなく、問題になってはいけない」と指摘しました。（朱）

中国国際放送局日本語部より