各国がG20への期待を発信 危機対応の「独特な経験」で中国に学ぶ

 

G20杭州サミットは1日、今週末(4・5日)の開催まであと3日のカウントダウン段階に入った。参加各国は、G20サミットに関する各種の情報を続々と発信している。

米国ホワイトハウスは2日にわたって、G20サミットと中米両国の首脳会談に特化した記者会見を開き、ホワイトハウスは、最も建設的で最も効果的な協力関係を中国と構築することに尽力するとした。ロシアのプーチン大統領は、習近平主席とサミット期間中、「全分野にかかわる会談」を行う。オーストラリアとインドのメディアは本国政府に対し、「中国との関係を修復するチャンス」をつかむよう呼びかけた。韓国外交部第一次官は8月31日、中韓両国首脳のG20サミット期間中の会談について中国側と交渉する最後の機会をとらえようと中国を訪問した。

多くの国々がG20杭州サミットについて積極的なシグナルを次々と発し、目下の世界経済危機に対応するための中国のアイディアを探ろうとしている。世界経済は金融危機以来、9年にわたる低成長の罠に落ち込んでいる。一部の国では反グローバル化の波が急速に高まっている。各国はこぞって、経済の中高速成長の持続と構造改革を実現した「中国の独特な経験」に学ぼうとしている。英国王立国際問題研究所はある報告書の中で、「中国は世界経済のガバナンスに新たな原動力と方法をもたらすことができる」と指摘している。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、上海南部の湖畔の都市で開かれる今回のG20サミットは、世界各国の指導者が一堂に会する中国史上で最も重要な会合になると指摘した。米国に次ぐ世界第二のエコノミーである中国は、世界のガバナンスにおいてより大きな役割を発揮するに値する国と言える。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月1日

 

 
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