IMF総裁、「低成長のわな」回避を呼びかけ

 

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は9日1日に文章を発表し、G20杭州サミットの重要性を強調し、「低成長のわなを回避するため、強力な政策が必要だ」と呼びかけました。

 発表文では、「G20サミットでは、各国首脳は成長の低迷や不平等の悪化、および構造改革の進展の遅れなどをめぐって討議する。今回の会議は実に良いタイミングで開かれるもので、世界経済にとってきわめて重要だ」としています。

 ラガルド専務理事はさらに、「2016 年の世界のGDP成長率は引き続き低迷が見込まれ、5年連続でリーマンショック以前の平均成長率3.7%を下回る結果になるだろう。2017 年には6 年連続になる可能性がある。低成長のわなを回避するため、各国は強力な政策を取らなければならない」として、財政政策を利用した需要の増加や構造改革の推進、貿易障壁を取り除くことによる貿易振興、社会全体の成長のための政策制定などを提案しました。(ZHL、謙)

 

中国国際放送局日本語部より

 

 
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850