財政金融議題で共通認識

 

中国人民銀行の易綱副総裁は1日午後、G20杭州サミットのニュースセンターで、財政・金融に関する議題の進展状況を説明しました。  易副総裁は「G20はマクロ政策の調整、構造改革の深化、開放的で包容的な成長の促進などで共通認識に達しており、『杭州行動計画』、『責任追及評価報告』、及び各加盟国の2016年の成長戦略を発表する予定だ。一方で、中国は広範囲にわたって国際通貨システムのルールの制定に参与していく」と述べました。

 G20杭州サミットのテーマに合わせて、財政と金融の面で、中国人民銀行は主に、「強くて、持続可能でバランスの取れた成長の枠組み」や国際金融枠組み、金融部門改革といった議題に関する活動に参加しています。易綱副総裁は、「マクロ政策調整の面で、G20はすでに、各自、あるいは共同で使用する政策ツールについて共通認識に達している。これらの政策ツールには通貨政策と財政政策、構造改革政策が含まれる」と述べました。

 易綱副総裁はまた、次の段階における国際通貨システム改革について「中国はルールの制定に幅広く参与し、先進国と発展途上国、新興市場の間の互恵共栄の関係をよりバランスよく考えていく。そして、より開放的、透明的、公平的な、競争力あるルールを制定できるようにしていく」と考えを示しました。(玉華、謙)

中国国際放送局日本語部より

 

 
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