G20サミット開催に伴い繰り広げられる「国際消費の饗宴」

 

主要20カ国・地域(G20)構成国の国民同士の交流が最も盛んな分野は何だろうか?正解は観光ではなく、海外電子商取引だ。統計データによると、国内最大の海外電子商取引プラットフォームにおける売上トップ3の商品は順に、アパレル・携帯端末・かつらだった。ランクインした商品の中で最も意外である「かつら」は、1日あたりの世界平均販売量は約4万セット。輸出の激増により、中国には「かつらの町」まで誕生した。山東省膠州市李哥荘鎮は、今や世界の高級かつら製造基地となり、ここで作られる製品は主に、欧米諸国やアフリカに輸出されている。同鎮にあるかつらメーカー約300社の年間生産総額は28億元(1元は約15.5円)に上る。人民日報が伝えた。

統計データによると、オンラインショッピングをする人の数は、2020年までに全世界で20億を超えると予想されている。これは、世界の予想消費者数の60%に相当する。また、今後2020年までに、海外電子商取引業の年成長率は29.3%に達する見込みだ。「杭州G20サミット開催によって国際消費の饗宴が繰り広げられる」という言い方は、決して大げさではない。

今年7月に開催されたG20貿易相会合では、「グローバル貿易コストを15ポイント引き下げるよう尽力する」という目標が打ち出された。これにより、年間取引額が9千億元に上る海外通販業が巨大な利益を得ることは間違いない。

 

人民網日本語版より2016年9月3日

 
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