背景リンク:B20サミットの足跡

 

G20サミットの重要な関連活動であるB20ビジネスサミット(B20)は、国際商工業界が世界経済ガバナンスと国際経済貿易規則の制定に参加する重要なプラットフォームだ。

B20サミットの主要な使命は、商工業界を代表し、G20による世界経済の成長戦略とグローバル・ガバナンスの計画の制定に提案を行うことである。2010年から、B20はG20サミットに400条以上の政策提案を行い、G20メンバーの指導者から非常に重視され、一部の提案はG20サミットの首脳コミュニケにも採用された。

2010年6月、カナダ・トロント・サミットでは主に、世界経済の回復と金融改革、持続可能な発展の議題を討議した。韓国ソウル・サミットでは、バランスと持続可能な発展、及び低炭素基準の議題に注目した。

2011年11月、仏カンヌ・サミットでは、国際貨幣及び金融機関改革、金融監督・管理の強化と大口商品価格の安定等の議題を討議した。

2012年6月、メキシコ・ロスカボス・サミットでは、欧州債務危機と金融の安全、金融機関改革等の議題を重点的に研究した。

2013年9月、露・サンクトペテルブルク・サミットでは、経済成長の促進と雇用増加の目標に照準を合わせた。

2014年11月、豪・シドニー・サミットでは、貿易、金融、インフラと投資、人的資源及び腐敗撲滅の分野の議題に引き続き注目した。

2015年11月、トルコ・アンタルヤ・サミットでは、投資とインフラ、中小企業と起業家精神等の議題にスポットを当てた。

2016年のB20代表を務める中国国際貿易推進委員会の姜増偉会長は、2016年B20の六大議題として、金融成長の促進、貿易投資、インフラ、中小企業の発展、雇用、腐敗撲滅を挙げ、世界の商工企業、ビジネス協会、国際機関、シンクタンクの代表者533名からなる5つの議題作業チームを発足させ、腐敗撲滅フォーラムも開催したことを明らかにした。

 

新華網日本語版より2016年9月3日

 
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