習近平主席 米オバマ大統領と会談

 

オバマ大統領は、「米中関係の歴史において重要な意義をもつ杭州の地を訪れ、習近平主席と再び会談し、引き続き米中関係の幅広い深層レベルの潜在力について意見を交換することをうれしく思う。米国は中国が世界の発展や平和維持の取り組みで行った貢献を歓迎する。米中は今日、他国に先駆けて『パリ協定』に批准し、これを受け入れ、私たち両国の協力の影響力を再び示した。米国は両国のエネルギー、科学、教育などの分野での交流が安定的に進展していることをうれしく思い、中国とともに国境を越えた犯罪の摘発などの法執行(エンフォースメント)での協力を展開し、経済貿易と投資の分野で中国とより強力な関係を構築することを模索していきたい考えだ。また地域と世界の安全保障の推進といったより幅広い分野で中国との協力を強化していきたい」と述べた。

オバマ大統領は、「台湾の問題で、米国が1つの中国政策を奉じることには変わりがなく、台湾の『独立』をはかろうとするいかなるやり方にも反対する。米国は西蔵(チベット)自治区が中国の一部であることを承認する。米中関係では私たち両国が利益の一致する分野で豊富な成果を生み出す協力を展開できるよう確保すべきであると同時に、相違のある分野では関連の問題をしっかりと管理・コントロールし、これが両国関係に影響を及ぼすのを避けなければならない。私は習主席とともに、米中関係の今後の発展のためにしっかりとした基礎をうち立てたい」と述べた。

双方はその他の重要な国際・地域問題について踏み込んだ意見交換を行った。双方は、中米にはアジア・太平洋における問題で幅広い共通の利益があるとの見方で一致した。双方は引き続きコミュニケーションと協力を強化し、相違点を適切に管理・コントロールする必要があるとの見方を示した。双方は地域のホットポイントとなる問題やグローバルな課題をめぐって協調と協力を強化し、国際社会とともに、関連の問題の適切な解決を推進し、世界の平和、安定、繁栄を促進するために積極的な役割を果たすことに同意した。

 

人民網日本語版より2016年9月4日

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