B20サミットにみる中国企業の群像 革新の大波に

 

主要20カ国・地域(G20)首脳会議(杭州サミット)で重要な役割を担うG20ビジネスサミット(B20杭州サミット)が4日に閉幕した。2日間の会期中、このレベルの高いグローバルビジネス界の盛典では、たくさんの中国企業に注目が集まった。

B20杭州サミットに出席したビジネス界の代表約800人の半数は中国の出席者で、中国企業上位500社のうち約100社の代表が参加した。中国企業の「軍団」は世界的な舞台で中国経済の新しいイメージを体現した。

 

▽高級化路線のメイド・イン・チャイナ

 

革新によって「伝統的なエンジン」にみなぎるエネルギーを発揮させること、これが中国経済のモデル転換・高度化の必然的な選択だ。

スマート倉庫システムを発明して、従来の倉庫作業モデルを一変させた海康威、スマート製造を積極的に発展させた正泰集団、設備製造業の西子聯合持株有限公司……徐々に高級化する中国製造業は、より自信を持って国際舞台に登場するようになった。

設立当初はごく普通の家電メーカーだったが、今や世界的なスマート製品製造グループに発展したTCL集団は、世界に23の研究開発機関があり、7千人の開発者を有し、研究開発投資は年平均40億元(1元は約15.5円)に上る。

同集団の李東生会長は、「これまで、中国企業はスピードとコストでの優位性によって成長を遂げることが多かったが、今ではこうした優位性だけでは企業の発展を十分に支えられない。中国製造業は中級・高級化路線を歩もうとするなら、製品の技術、管理、ビジネスモデルにおける革新力を高める必要がある。習近平国家主席は演説の中で何度も革新に言及し、私たちはさらに自信を強めた」と話す。

 

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