習主席によるサミットでの基調演説、反響を呼ぶ

 

2016年アジア太平洋経済協力会議(APEC)の商工業界リーダーサミットが19日、ペルーの首都リマで行われました。習近平国家主席が会議に出席し、「パートナーシップの深化と発展動力の増強」と題する基調演説を行いました。「開放型経済」、「連動発展」、「パートナー関係」、「運命共同体」などのキーワードを人々に繰り返し投げかけたこの演説は大きな反響を呼びました。演説を聞いた人々は共に「中国の発展は世界に大きなチャンスをもたらすだろう」とみています。

タイの英語日刊新聞「バンコク・ポスト」は文章を掲載し、「習主席の演説は、『中国は開放型経済を強調し、より開放的になり、地域の全面的経済パートナー関係とアジア太平洋自由貿易圏など多国間の貿易メカニズムの協力を推進し、深化させていくことに力を入れている』という、明確なメッセージを発信している』としました。

また、チリのサンティアゴ株式取引所(SSE)のファン・アンデレス・ガムス主席は、習主席が持ち出したアジア太平洋自由貿易圏の建設に賛成の意を表すとともに、「自由貿易は世界経済全体の成長を促がした。われわれの確立すべき発展方向でもある。自由貿易が経済発展を促進し、人々に恩恵をもたらしてくれると信じている」と述べました。

中国駐在のペルーのカロス・カプナイ大使は、「ペルーは、中国が提唱した『一帯一路』(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想の力を借りて、中国を含むより多くのアジアの国々と経済貿易協力を強化していきたい」と述べたうえで、「中国とラテンアメリカの協力が、コネクティビティの実現においてやれることは非常に多い」との見解を示しました。

さらに、インドネシア政治の専門家である李卓輝氏は、記者のインタビューに答え、「グローバル化に逆行する勢いの中で、中国は『一帯一路』構想やアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立など、コネクティビティの推進に一連の重要な措置を取った。アジア太平洋諸国は、中国によるコネクティビティの推進が、改革とイノベーション、発展を実現させることを期待している」と述べました。(藍、謙)

 

中国国際放送局日本語部より

 

 

 

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