「心に残った多くの出会い」

 

 ロッケンバッハ 怜

 今回の訪中研修旅行では、北京、揚州、上海の三都市を訪問し、貴重な体験をさせていただきました。北京では、万里の長城を訪れたことや、中国人民大学の学生や人民中国雑誌社社員の方々との心温まる交流が、そして揚州では、日中間に仏教を通してつながりを作った、鑑真和上の時代の伝統的な歴史文化や自然が印象に残りました。また、上海では、活躍されている日本の方々との交流などから、中国経済中心都市のダイナミックな躍動感を感じられました。

 私は、この旅行で訪問した都市と共に、多くの日中両国の方との出会いが特に心に残っています。現在進行形で日中両国の相互理解や相互発展に尽力されている方々や、様々な形で日中両国に関心を持った青年たちなどと多く交流したことは、この先忘れることはないと思います。今回、私たちは日本人中国人関係なく短時間で打ち解けて、楽しい時間を過ごすことができました。これは、誰もが相手を尊重する思いやりの姿勢を持っていたからこそ可能だったと私は思います。日中関係で負の面が強調されがちではある今日このごろではありますが、私たち一人ひとりがこのような姿勢を持ち続ければ、文化や言語などの差異を乗り越えて相互理解に繋がり、そこから日中友好の明るい未来を作っていくことができるのだと思います。

 最後になりますが、この素晴らしい訪中研修旅行をサポートして頂いた人民中国雑誌社、日本科学協会、中華人民共和国駐日本国大使館をはじめとする関係者の皆様にお礼を申し上げます。


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