佐野桃子

今回の研修旅行では、中国人民大学の学生との討論や、中国大使館や外文局での授賞式など、日常生活では体験できないような経験ができました。また、程永華大使はじめ、上海森ビル総経理の星屋秀幸氏、そして人民中国の方々、日本科学協会の方々など、こちらも普段お会いできなような方々と出会うことができました。さらに、今回一週間共に過ごした団員は、これからの日中関係を見ていく上での心の支えになるような素敵な仲間となりました。梶団長のお言葉にもあったように、こうした出会いや経験は「一期一会」です。出会いや経験が、人生という糸を紡ぎ出して、豊かなものにしていくのだと感じています。

また、私は教育学部に所属し、将来は教師になることを夢見ています。上海森ビル総経理の星屋氏の「若者に日中関係の将来を担ってもらいたい」というお言葉を拝聴したり、魯迅先生の文学の本随に在る「文学で国民の精神を改造する」といった精神を学んだりする中で、期待の意を込めた投資的「教育」の重要性を強く感じました。こうした恵まれた機会を真摯に受けとめ、日中両国の関係良好に努めていかなくてはならない、御恩を何かしらの形で返したい、と考えております。

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