山口真弓

 中国を訪問してからあっという間に1週間以上たちました。今振り返ってみても中国を訪問したあの1週間は濃く、夢のような1週間でした。1週間しか一緒にいれなかったけれどあの時出会った仲間、体験できたことは自分の中で大切な宝物となり、今、あの1週間のことを思い出すと自然と胸があつくなります。

私は大学時代から社会人2年目まで縁があり何度か中国へ行く機会に恵まれました。何度か中国に行っているうちに、中国や中国語が大好きになりましたが、転職後は中国に関係する仕事から離れてしまい、すっかり中国と疎遠になってしまいました。そのため今回中国へ行けるチャンスを掴めたと聞いたとき、心の底から嬉しく、家族にすぐに電話で報告をしました。

1週間のスケジュールはとても盛りだくさんで、多くの収穫がありました。中国人の方は本当に皆優しく、十分すぎるほどのおもてなしを受けました。例えば食事中には「これも食べな」と取り分けてくれたり、「おなか一杯ですか？足りなければ注文しましょうか？」と気を遣ってくれたり、様々な場面で、細かい部分まで私たちを楽しませようとしてくれているのが十分に分かりました。また、途中予想外のことがありましたが、臨機応変にスケジュール変更を対応している中国人の強い姿を見て、日本人にはない強さを学ぶことができました。

また一緒に訪中した日本人からも学ぶことが沢山ありました。中国語が分からなくても一生懸命中国人に自分の気持ちを伝えようとしているのを見たり、たくさん話を聞いて素直に学ぼうとしたりする姿勢をみて、いつの間にか忘れていた挑戦する勇気や素直に相手の良さを認める気持ちを思い出しました。

今回の訪中で中国の良さを改めて感じるとともに、忘れかけていた自分自身を見つめ直すよいきっかけを得ることができました。社会人になり、忙しい日々を過ごす中で、いったん立ち止まり、自分を見つめ直すことができたこの一週間は本当にいい経験でした。これからは今回の訪中で得た縁を大切にし、この経験を人に伝えて、また何かの形で中国に恩返しができたらいいなと思っております。

一週間だけでしたが、一緒に過ごしてくれたみんな、またお忙しい中私達のためにご尽力いただきました人民中国の皆様はじめ各関係会社の皆様、本当にありがとうございました。いつかまた成長した姿で皆様とお会いできることを楽しみにしております。

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