小管島の風景

　このほど、山東省海洋・漁業庁、省観光発展委員会が共催で「斉魯（山東省の別称）美麗海島」コンテストを行った。市県の推薦、専門家の選考、コンクール組織委員会の認定を経て、10の海島を全省初の「斉魯美麗海島」に指定し、青島市から小青島、小管島、霊山島が選ばれた。

　青島前海に浮かぶ小青島は面積わずか0．024平方キロ、海抜17メートル、その形が古琴に似ていることから「琴島」と呼ばれている。この島の東側海岸には長さ370メートル余の堤があり陸地とつながっており、かつては陸地の一部だったが、長い年月の間に波浪に浸食され、次第に陸から分離し、今日の形になったと見られている。

小管島は青島市即墨鰲山衛街道の東南海域の小島湾と崂山湾の間に位置し、長さ0.95キロ、幅0.3キロ、面積約0.29平方キロ。西北方向にある埠頭に上陸し、竹がゆらゆら揺れ、緑の草がそよぎ、木々が天を突き、奇岩がそびえる「天然の石彫アート博物館」と言われる光景がよく見える。

霊山島は青島市西海岸新区の東側の海上に浮かび、細長い形をしており、面積は約7.2平方キロ。最高峰は海抜513メートルの歪頭山で、台湾島、海南島に次ぐ「中国で3番目に高い島」と称されている。（文・銭卓）

人民中国インターネット版　2017年2月3日