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霊山島の絶景地「トラの口」 |
中国海洋局がこのほど発行した「全国海島保護作業『十三五(第13次5カ年)』計画」は、2020年までに、宿泊、水泳にふさわしい海島を育成し、観光、漁業などの海島エコの開発・利用モデルエリアを探し、形成することを明らかにした。その中で、11の海島を観光エリアとして育成するとして、青島西海岸に位置する霊山島とその周辺の海島を計画に盛り込んだ。
霊山島は海抜513.6メートル、総面積7.66平方キロ。黄島区南東の黄海に位置し、中国で台湾島、海南島に次いで、「中国第3の高い島」と称されている。古典に「未雨而雲、先日而曙,若有霊焉(未だ雨なくして雲あり、日先にありて曙となる、霊があるが如し=まだ雨がふらないのに雲が湧き、日が先に昇り曙となり、霊がこもっているようだ)」の記載があることからこの名前が付けられた。この島は山が高く、海は広々とし、眺望が素晴らしい。島の南東は海水浸食を受けて、造形の珍しい海食地形を形成して、きわめて高い観賞価値がある。島の漁師の家は風情があり、段々畑、緑の木々、青い海、赤い瓦、青い空が入り乱れて輝いて、海上から眺めると、まるで艶やかな翡翠が海面に浮いているように見え、「霊島浮翠(霊の島に浮かぶ翡翠)」の美称がある。2014年4月、国家級海洋公園に指定された。 (文・余豊)
人民中国インターネット版 2017年2月21日
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