第12期全人代第5回会議が5日午前、人民大会堂で開幕し、李克強総理が政府活動報告を行った。国際社会は、これに高い関心を示した。AP通信、ロイター通信、AFP通信は直ちに重点的に報じ、政府活動報告の評価と分析を行った。

AP通信は「中国は2017年の経済成長率の目標を6.5％前後とした。この目標は昨年の6.7％という実質成長率をやや下回るが、実現できれば、中国は世界で最も力強く経済成長する国の一つになる」と伝えた。

記事は「李克強総理は政府活動報告で、中国が今年と直面する国内外情勢の判断を行った」とした上で、李総理の政府活動報告の発言を引用し「脱グローバル化と保護主義の傾向が見られ、主要経済体の政策的動向およびスピルオーバー効果が未知数で、不安定・不確定要素が明らかに増加している」と伝えた。李総理は「中国はより複雑で厳しい局面に対応する、十分な備えをする必要がある」と呼びかけた。

ロイター通信も、中国の今年の経済成長目標に特に注目した。「世界2位の経済体が経済構造改革の推進に取り組んでいる。中国は今年の経済成長目標を、6.5％前後とした」

記事は李総理の政府活動報告の発言を引用し、中国は今年「積極的な財政政策と穏健な金融政策の実施を継続する」と伝えた。

李総理は政府活動報告の中で「金融政策ツールを総合的に運用し、流動性の基本的な安定を維持し、市場の金利水準を合理的に調整し、伝導メカニズムをスムーズ化する」と強調した。

AFP通信も「中国経済」に焦点を絞り、「中国は今年の経済成長目標を6.5％前後に設定した。これは中国経済が投資駆動型から消費駆動型へのモデルチェンジに取り組んでおり、超高度成長からより穏健なペースの成長に向かうことを示している」と報じた。

「李総理は政府活動報告の中で、環境汚染の改善、講じるべき措置を指示した。李総理は、中国は青空防衛戦に勝たなければならないと述べた｣。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年3月6日