両高報告の注目点の解説

 ■注目点4 下級官僚の大きな腐敗を処罰

【背景】最高人民検察院活動報告によると、2016年に土地収用・立ち退き、社会保障、農業資金管理など民生分野で下級官僚1万7410人を取り調べ、処分した。2017年は大衆の身辺の下級官僚による大きな腐敗を厳しく取り調べ、処分する。

【解説】全国人民代表大会代表を務める、中国国民党革命委員会吉林省委員会の郭乃碩副主任委員によると、下級官僚による大きな腐敗は民衆の生活と密接に関わる領域で多発し、民衆の切実な利益を直接侵害しており、なおさらに厳しい懲罰システム、整った発見メカニズムによって捜査を強化し、末端の官僚の僥倖心を徹底的に取り除き、民衆の利益に対する腐敗行為に隠れ場がないようにするべきだ。

■注目点5 職務怠慢、職権乱用への対策

【背景】最高人民検察院活動報告によると、2016年は職務怠慢、職権乱用など涜職侵権犯罪1万1916人を取り調べの上処分し、こうした問題への対策を進めた。

【解説】全国人民代表大会代表を務める葉新華氏によると、官僚の「不作為」と行政機能低下の問題を解決するには、法にのっとった行政を基礎に、末端公務員の職責履行に対して制約と共に奨励を備えた考査制度及び合理的な過ちの容認・矯正制度を整え、仕事に熱心な者のために後顧の憂いを取り除き、民衆のために事を処理し、行政効率を高める必要がある。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2017年3月13日




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